2013年10月16日

建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会

最近 「建設業の人材不足」 に関する記事が
新聞各紙に掲載される頻度が増えています。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
10/14静岡新聞

建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
9/30日本経済新聞

震災復興や東京オリンピック開催決定により
建設需要の急速な拡大が期待される一方で、
建設業の人材不足が社会問題になりつつあるのです。

民主党政権時代の「コンクリートから人へ」の政策や
リーマンショックによる企業設備投資の激減などを経て
建設業の就業者数は618万人(02年)→ 503万人(12年)と
ここ10年間で 2割も減ってしまっています。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
その中でも 29歳以下の若者の占める割合は わずか11%。
若者を呼び戻すことは、建設業界の最重要課題なのであります。


そんな最中、昨日(10/15)静岡県建設業会館において
専門高校と建設業協会との意見交換会が開催されました。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会

建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会

専門高校側は建築科や土木科を持つ県下の10校の先生方が
建設業協会側は県下各地区の建設会社9社の経営者が集まり、
僕も浜松建設業協会の代表として参加しました。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会

冒頭に静岡県建設業協会の木内副会長と
科学技術高校の田中校長がごあいさつ。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
木内副会長

建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
田中校長

両者の思いは、建設業へ若者の就労者を増やす為に
各々がどう協力していくかということで一致しています。


議題の最初に、僕が浜松での取組みを紹介しました。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
実はこの12月に、あるイベントを企画しています。
浜松協会所属の8社の20代若手社員が出張講座に出向き
浜松工業高校の建築科と土木科の2年生 3年生を対象に
「仕事への思い」や「毎日の流れ」等を語るのです。

NHKのEテレの人気番組「課外授業 ようこそ先輩」
のような感じで、先輩のナマの声を学生に伝える試みです。

年代の近い先輩たちの本音トークを学生に聞いてもらい
建設業の魅力と仕事内容をリアルに理解してもらうと共に
就業希望者が増えてくれることを期待しています。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会

浜松工業高校土木科の小林先生からも
「浜松協会の申し出に感謝しており 学校側も期待している」と
このイベントへの前向きなご発言がありました。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会
他の参加者からは「ぜひ実施した結果を報告して欲しい」
というお声を頂きました。


その他、約2時間の会議の中で、
各地区での取組みの紹介や様々な意見が出されました。
学校側も協会側も課題を共有でき、有意義な会となりました。
建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会

建設業界へ来たれ若者! 専門高校と建設業協会との意見交換会


現場監督や職人、設計士など
建設技術者を一人前に育てるまでに掛かる年月は 約10年。
今 若手を育てなければ技術が廃れてしまします。

これからも危機感と使命感を持って、若者や社会全体に
建設業の素晴らしさをPRしていかなければと思います。



Posted by 常盤工業1 at 05:40│Comments(0)
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