2013年12月03日

ユーミンが名曲「ノーサイド」披露  国立競技場最後の早明戦  

12/1日曜日、東京の国立競技場に出向き、大学ラグビーの
早稲田大学 対 明治大学 通称「早明戦」を観戦してきました。


現在の国立競技場は、築50年。
僕が生まれた1964年の東京オリンピックの為に建設されており、
2020年の東京オリンピックに向けて建替え計画が進められています。

現国立競技場


新国立競技場

「重戦車FWの明治」対「華麗なオープン攻撃の早稲田」という
対照的なチームカラー同士のライバル校の激突ということもあり、
両校OBのみならずラグビーファンを魅了してきた伝統の早明戦。

関東大学ラグビー対抗戦の1試合でありながら国立競技場という
大舞台で行われてきたのですが、来年の7月から解体工事着手の為
現国立競技場での早明戦はこれが最後となります。

そんなこともあって早稲田、明治両校の学生やOBが
「新国立競技場でも早明戦を」という願いを込めて
「国立をホームにしよう。」プロジェクトを推進。

試合終了後にはユーミンが登場するお別れセレモニー開催という
企画が発表され、前売券は完売という大反響ぶりでした。


当日の試合開始は14時からでしたが、僕は朝イチに浜松を出発して
9時には青山門前に並びました。開門時間が近づくにつれて長蛇の列ができ
早稲田、明治両校のジャージーを着たファンの姿も目に付くようになり
気分が盛り上がってきました。






そして12時に開門。年甲斐もなくダッシュで席取りし、
お陰で自由席ながら素晴らしい席をゲットできました。


時間の経過と共にどんどんスタジアムが埋まっていき、
試合開始前にはごらんのような超満員の大観衆。
新聞発表によると4万7000人が集まったそうです。




キックオフ前には恒例の両校の校歌演奏。
両校OBが主体の観客も立ち上がって大声を張り上げての斉唱。
大学ラグビーならではの光景です。


僕自身も、早明戦をナマ観戦したのは現役の学生時代以来約30年ぶり。
1人 感慨にふけりながら観戦しました。


試合はライバル校同士の対戦とあって、一進一退の攻防を展開。
手に汗握る好ゲームの結果15対3で早稲田が勝ちました。




そして試合後にはユーミンがさっそうと登場し、
ラグビーのワンシーンを切り取った名曲「ノーサイド」を熱唱。
超満員のスタジアムは拍手万来となり、
最後の早明戦を感動的なものにしてくれました。





思い出に残る節目の早明戦をナマ観戦できて本当に良かったですが
母校早稲田は残念ながら大学最強チーム帝京大学に破れ対抗戦2位。
12月1月の全国大学選手権が本当の勝負になります。

しかし早稲田には切り札がいます。
それは学生で唯一の日本代表である2年生のFB藤田慶和選手。

彼は日本代表のヨーロッパ遠征を終えて、
ようやく前節の早慶戦で大学ラグビー公式戦デビューを果たし
いきなり3トライをあげる大活躍をしました。

日本代表の若きエースが早稲田のジャージを来て
大学最強 帝京大学相手にどんな活躍を魅せてくれるか。
今から楽しみでなりません。
  


Posted by 常盤工業1 at 07:35Comments(0)

2013年11月27日

立命館大学との共同研究 中間報告会

先週の金曜日(22日)共同研究をお願いしている
立命館大学環境システム工学科の岡本享久教授と
修士1年の志村さん学部4年の南舘君のお三方が
今年度研究の中間報告に来社されました。


岡本先生とは、先生のお母様がお住まいになっている
三ケ日町のご実家で「古民家再生」の仕事をさせて
いただいたのが、知りあったきっかけでした。

三ケ日岡本邸外観


三ケ日岡本邸内観



岡本先生の研究室名は「環境マテリアル研究室」。
マテリアルの中でも特にセメントやコンクリートの
あらゆる可能性を追求するのがメインテーマです。

その中でも非常に面白い研究テーマの1つが
「セメント系硬化体からなる新規発音体の楽音特性と癒し効果」。
コンクリート製の弦楽器や管楽器を企業と共同製作しており、
今年度の「全国手づくり楽器アイデアコンテスト」で
見事1位(会長賞)に輝いたそうであります。
http://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/r_na_hito/entry/?param=420


コンクリート製のハーブ


コンクリート製のトランペットとクラコーダー

先生は民間企業ご出身でもあり、考え方が非常に柔軟。
ご実家の古民家再生以来、古民家も環境マテリアルであると認識され
「日本古来の建設材料と建造技術からなる古民家の再生推進と
保有する自然エネルギーの評価・分析」を研究テーマに加えられ、
7年前より弊社との共同研究がスタートしました。

今年度の研究テーマは
①古材の硬さ評価と②部材接合部の耐久性の2つ。
22日の中間報告会では、まず弊社の応接室にて
①の報告をしてくれました。

ピッカーズ試験機という機器を使って硬さ測定した結果と
電子顕微鏡による観察画像を報告してくれました。
今後新材との比較を行い、古材の有用性評価を進めてもらいます。




その後に、現在弊社で施工中の宗源院さまの現場に移動し
既存の本堂と施工中の庫裏の両方を見学してもらいました。




本堂では、ほぞやくさびなど伝統的な部材の組み方を見学し
庫裏では現代の接合金物を熱心に見学していました。








学生さんたちは、文献やネットでしか見たことのなかったものを
自分の目で確かめることができ、有意義だったと思います。
さっそく志村さんから
「貴重な経験になったとともに、研究への意欲がより一層出ました」
とのメールを頂きました。





今後は、実物の部材および接合金物を用いて
接合部の耐久性評価のため疲労試験を行う予定だそうです。

伝統的な組み方と接合金物を使った現代の組み方。
それらを学生さんたちが、どう研究を進めどう評価するのか?
2月の研究発表会が非常に楽しみであります。  


Posted by 常盤工業1 at 12:30Comments(0)

2013年11月12日

「オレ流」 中日ドラゴンズ落合博満GM講演会

先週の土曜日、県立気賀高校で中日ドラゴンズの
ゼネラルマネジャー(GM)に就任した落合博満元監督の
「人を動かすリーダーシップ」という講演会に行ってきました。


聴衆は気賀高校の生徒と父兄が主体でしたが
一般の聴講者も含めて800人が集まり大盛況でした。



落合GMといえば、現役時代には三度も3冠王を獲得という
長嶋 王でさえ未踏の偉業を成し遂げた唯一のプロ野球選手。


しかし輝かしい実績以上に注目を集めていたのが
「オレ流」と評される独自のバッティングスタイル。
誰にも真似できない この独特の構えから
右にも左にも長打を打ちまくっていました。


野球ゲームの落合キャラクターもこの構え。
笑っちゃいます。


引退後は殆んどコーチ経験のないまま中日の監督に就任し
通算8年間でリーグ優勝4回。うち日本一1回。
優勝できなかった年でも 2位3回に3位が1回。
「オレ流」は監督としても抜群の成績を残したのです。



講演では生い立ちから話が始まり、中学時代の英語のテストを
「日本語もろくに出来ないのに英語を学ぶ意味がわからない」
とすべて白紙で提出したという驚愕のエピソードを披露。
「オレ流」は子供の頃から健在だったようです。

面白かったのは、そんな独立独歩にみえる落合GMが
「自分の理解者をつくれ」という話をされたこと。
「自分に意見を言ってくれる3人の理解者をつくれば
 人生を誤ることはない。私の場合は1人ですが」と・・・。
本当に奥様のことを信頼しているんだなと感心しました。


学生からの質問コーナーでは
「落合さんにとって野球とは何ですか?」 という問いに
間髪入れずに 「仕事!」 と回答。
「もっと感動的なことを言って下さい」 と食い下がるその学生に
「飯のタネ それ以上でも以下でもない」 と断じた落合GM。
ある意味 彼の人生観が如実に出た場面でした。


講演終了後には、生徒会長より花束贈呈。
しかしその後に再度マイクの前に立ち こう一言。
「何があっても自分に正直に生きて下さい
 自分にウソをつくと全部自分に跳ね返ってくる
 周りに何と言われようと信念を貫いてください」
学生にとっても僕にとっても、励みになる言葉でした。





「オレ流」の信念で 数々の実績を積み上げてきた落合博満GM。
今期4位に低迷した中日ドラゴンズを どんなチームにするのか ?
オフシーズンの今から 非常に楽しみです !  


Posted by 常盤工業1 at 09:25Comments(0)

2013年11月06日

「利他の心」と「燃える闘魂」を 併せ持つ凄さ

最近 稲盛和夫塾長が、盛和塾の講話や
著書などで最も強調されている教え。
それが 「利他の心」と「燃える闘魂」の両立です。

“世のため人のためという高邁な「利他の心」をベースに
 その上で「燃える闘魂」をいかんなく発揮することが
 経営にとって最も必要なことである“
塾長の近著「燃える闘魂」にはそう綴ってあります。



「利他の心」と「燃える闘魂」を両立することの凄さを
土日のスポーツで目の当たりにさせてもらいました。

1つは何といっても日曜日の楽天イーグルスの優勝です。
特に田中将大投手と嶋基宏捕手は際立っていました。


田中投手は今年のペナンとレースで24勝無敗という
伝説を打ち立てましたが、彼はインタビューでは常に
「個人のことは関係ない。チームに貢献できて良かった」
ということを繰り返していました。

日本シリーズの最終戦。前日160球の完投をしたというのに
「何か自分ができることでチームの役に立ちたい」とベンチ入り。
それだけでも感動的でしたが、3対0で迎えた最終回、
彼は志願してマウンドに立ち、最後のバッターを三振に斬って取り
見事 胴上げ投手になったのでした。


最終回の田中投手の形相はまさに「燃える闘魂」。

チームのためファンのため、そして復興途上の被災地の人たちに
勇気を届けたいという「利他の心」に「燃える闘魂」が合体して
神がかり的な力を発揮したしたと思います。


嶋捕手は、震災発生当時の選手会長。
「見せましょう。東北の底力を」という感動のスピーチで
一躍有名になりました。


この7月からは「魂」という言葉を使うようになったそうで
練習中には「魂見せろよ」などと声を掛けてチームを盛り上げ
今や「魂」は楽天ナインの流行語になっているそうです。

好リードをしても「そこに投げてくれた投手の力が大きい」
自分が打っても「それよりもチームが勝ったことが・・・」
と 常に謙虚。
まさに「利他」と「燃える闘魂」を併せ持つ嶋捕手がいたからこそ
チームが一つにまとまったと思います。

2人には 伝説を見せてもらいました。本当に感動的でした。



もう1つは土曜日のラグビー。日本代表対ニュージーランド代表。
東京の秩父宮ラグビー場で行われたこの試合を観戦してきました。


ニュージーランド代表は世界最強のラガーマン軍団。




日本は過去4戦して全敗。
100点差以上付けられる惨敗が多かったのですが
今回は負けたとはいえ6対54。大健闘でした。


間近でみるニュージーランド代表の選手達は
言葉に出来ないくらいのド迫力。
あの大男たちに立ち向かっていく日本の選手達に
まさに「勇気」と「燃える闘魂」を感じました。





ラグビーの精神を表す「One For All 、 All For One」
という言葉があります。まさに「利他の心」です。

日本選手が勇気を奮い起こしたベースには、
チームのため ファンのためという
「利他の心」があったに違いないと思います。

そして、何とこの「One For All 、 All For One」は
東日本大震災チャリティアルバムのタイトルにもなっていました。



稲盛塾長に教えて頂いている「利他の心」と「燃える闘魂」
この二つを併せ持つと とてつもない力が発揮できることを
野球とラグビーで教えてもらいました。

僕も「利他の心」と「燃える闘魂」を身に付け
とてつもない力を発揮できる男を目指したいと思います。  


Posted by 常盤工業1 at 06:00Comments(0)

2013年10月29日

各部門で進捗中の建設現場 視察報告

アベノミクスの影響もあり、
弊社もおかげさまで忙しくさせてもらっています。
ここ数日で 現在稼動中の建設現場を視察しましたので
報告レポートを書かせてもらいます。


まず土木の現場。
6月10日に紹介した浅田幹線(シールド工法)のその後です。
http://tokiwa01.hamazo.tv/d2013-06-11.html
下水道管の内壁(黄色)と雨水と汚水の仕切り板(赤色)を
コンクリート打設するという段階に入っています。


前回の視察と同じく、地上から15メートルの深さの位置に掘った
直径4.5mの下水道間の中を 1km先まで進んでいきます。


進んだ先に 特殊な型枠機械が据え付けられています。




数メートル分の生コンクリートを型枠に流して、その後に一日置き
固まったら型枠機械を手前に移動してまたコンクリートを流すという
繰り返し作業を100回以上も地道に繰り返していきます。

今回は、この下水道管の途中に
地上からマンホールを掘っている現場も視察しました。


ドリルと人力で、15メートルの深さまで掘り進めています。



作業員の皆さんは気の遠くなるような作業を
黙々とやり続けています。
本当に 頭が下がる思いです。


続いて木造建物の現場。
こちらも9月19日のブログで紹介した
宗源院庫裏改築工事のその後です。
http://tokiwa01.hamazo.tv/e4799005.html
着工して1ヶ月余りの期間に建て方も無事終了し、
屋根も外壁も出来てきています。




本堂の屋根も一部改修を行う為、足場が掛けられています。

順調に現場が進んでいます。


そして鉄骨建物の現場。店舗付き住宅の計画です。


この現場の鉄骨工事を担当する業者さんの親方は
うちの会社の元社員 鈴木利明君。
久々に再会し、懐かしい話に花を咲かせました。

彼は社内結婚した後に家業を継ぐため退職したのですが
この春に4人目のお子さんが誕生したと聞いてビックリ。
公私共に順調で、僕も嬉しい限りでした。


最後に 14階建ての高層マンションの
大規模修繕工事の現場。
仮設足場を掛けて、外壁タイルの点検・補修や
防水・塗装などの修繕工事を行っています。




足場の階段を使って最上階まで登ってみました。
14階建てというと、地上からの高さは約50m。
足場の一番上からは こんな景色です。

こういった危険な場所での作業ですから
安全対策が万全に施されていることが何よりも大切です。
仮設足場の状況などをしっかりとチェックしました。


このように弊社は、総合建設業ならではの
様々な種類の社会インフラ整備に携わっています。
これからも 「いい仕事」を提供することで
地域社会の為に貢献していきたいと考えています。
  


Posted by 常盤工業1 at 06:00Comments(0)
QRコード
QRCODE