2013年07月30日

祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部

昨日行われた夏の高校野球県大会決勝。
第1シードの常葉菊川高校がサヨナラ勝ちを収め
見事に5年ぶりに夏の甲子園への出場を決めました。
祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部

常葉菊川高校の森下知幸監督とは、
4年前に当社の協力会総会で講演会の講師を依頼したご縁で
その後友人としてお付き合いさせて頂いております。
祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部

森下さんは選手(浜松商業高校)としても監督としても
全国制覇を経験している日本でも数少ない方。
(優勝旗を持っているのが選手時代の森下さん)
祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部
しかも興味深いのは、選手時代の「浜商野球」と
今の常葉菊川高校の野球が180度違っていることです。

「浜商野球」は犠牲バンドを軸にチームプレーに徹する
高校野球の見本のようなスタイル。
それに対して常葉菊川高校は「フルスイング打線」が代名詞で
全国でも名の知れた「超攻撃的野球」。
投手以外は殆んど犠牲バンドをやりません。

森下さんも他校の監督時代はそのスタイルを踏襲していましたが
思うような結果を出せず、何年間か過ごした浪人時代に
「もう一度チャンスをもらえたら、どういう野球をやりたいか?」
と自問自答し、「本能を前面に出した選手主体の野球」をやりたい
という考えに辿り着いたそうです。

野球選手なら誰しも、「ヒーローになりたい」とか
「カッコイイプレーを見せたい」と思うもの。
それを素直に表現し、個人の力が発揮できて楽しい野球を、
その上で勝てる野球をやろうと考えたそうです。


常葉菊川高校には森下さんが設定した
次の5つのテーマがあるそうです。

①頑張り過ぎない
→頑張りすぎると視野が狭くなる
②常に同じモチベーションで試合に臨む
→例えば、ミスしても取り返そうと焦るな
③ファーストストライクは必ずスイングせよ
→試合の後半に力を発揮する為には最初から振って慣れろ
④あと少しでセーフになる走塁を心掛けよ
→際どいタイミングでも積極的に走れ
⑤いかに成功に近づける失敗を重ねるか?
→成功の反対は何もしないこと  
100回失敗してもいいからチャレンジしろ

森下さんのこの理念が常葉菊川高校の
「プレーしても観戦しても面白く しかも強い野球」
を支えているのだと思います。


今年の常葉菊川高校は、春の選抜に出場し
その後の春の県大会、東海大会をも制して
第1シードで臨んだ夏の県予選でした。

「春の覇者は夏勝てない」というジンクスを破って
春夏連覇を果たしての甲子園行きです。

僕も土曜日(27日)の準決勝を観戦。
8対2で大勝した試合後に森下さんを祝福すると
「まだ全然ダメです」とおっしゃっていました。
祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部

祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部

決勝でも打線は不発。それでも優勝してしまった
今年のチームは、負けない力 底力がありそうです。


5年前の前回出場時には、全国準優勝を果たした常葉菊川。
祝甲子園! 強くて魅力的な 常葉菊川高校野球部
全国の舞台に立ったときに、
間違いなく最も期待できる県代表です。


高校野球ファンの僕にとって
今年の夏は楽しみが一つ増えました。



Posted by 常盤工業1 at 07:20│Comments(0)
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