2011年03月31日

学生集合! 銅板加工共同作業

最近このブログで頻繁にご登場いただいている
日本を代表する建築史家 藤森照信先生。

先生が手掛ける建築の特徴として名高いのが
銅板を用いた外装や屋根。

細川護熙元首相の別荘である「不東庵工房」の外装や
掛川市の「ねむの木こども美術館」の屋根に使用されています。
学生集合! 銅板加工共同作業

学生集合! 銅板加工共同作業

「自然素材と合う工業製品を求めて試行錯誤を繰り返し
最後にたどり着いた」という銅板。
「手に応答できること」「風化が美しいこと」の二つが
自然素材と似ているので気に入っておられるそうです。


現在弊社にて施工中の「はま松ハウス」の屋根材にも銅板を採用。
さる3/28(水)浜松工業高校の生徒や藤森研究室の大学生を集めて
銅板加工の共同作業を行いました。

最初に 藤森先生自らが、実地で加工方法を説明されました。
学生集合! 銅板加工共同作業

まず、きれいな平らの銅板を折り曲げ
学生集合! 銅板加工共同作業
その後に木片で叩いて凹凸をつけます。
学生集合! 銅板加工共同作業
こんな感じに仕上げていきます。
学生集合! 銅板加工共同作業

この作業にお施主様ご夫妻も参加され
学生さんたちも手分けして行いました。
学生集合! 銅板加工共同作業

学生集合! 銅板加工共同作業


次に、施工者への指導と学生さんたちへの教育を兼ねて
この加工した銅板を仮の屋根下地に葺いていきました。
学生集合! 銅板加工共同作業

学生集合! 銅板加工共同作業

僕も折り曲げ加工を体験させていただきました。
学生集合! 銅板加工共同作業


この日はもう一つの素材加工を行いました。
外部の頬杖で使うヒノキ材を、なんとバーナーで焼く作業です。
銅板加工と同様に、まずは藤森先生自らお手本を示してくだいました。
学生集合! 銅板加工共同作業

学生集合! 銅板加工共同作業

この作業も、先生に習ってお施主様ご夫妻が行います。
学生集合! 銅板加工共同作業

学生集合! 銅板加工共同作業
「お施主様や関係者も家作りに関わることで
 自らの住まいに より愛着を持つことができる」
藤森先生はこのことを大切にされています。


著名な建築家でありながら、決して偉ぶることなく
我々と同じ目線で 気さくに接してくださる藤森先生。
人間の大きさを感じます。
学生集合! 銅板加工共同作業

この日、加工が施された銅板とヒノキ材。
完成したらどんな輝きを放ってくれるのか本当に楽しみです。
学生集合! 銅板加工共同作業

学生集合! 銅板加工共同作業



Posted by 常盤工業1 at 08:45│Comments(0)
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